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シャイニーストッキング
第11章 絡まるストッキング5      和哉と健太
 67 真実(まみ)⑭

「はぁ、はぁ、はぁぁぁ…」
 真実も快感に喘いでいた。

 可愛い真実…

 僕はそんな真実の顔を見て、罪悪感を感じてしまっていたのだ。

「ふうぅ、いやだぁ、そんなに見ないでよぉ…」
 彼女はそう快感の余韻に浸りながら囁いてきた。

 ごめん、真実…

 僕は…

 僕は、最低だ…

 益々、自己嫌悪を感じてしまう。

 こんなに尽くしてくれるのに…

 こんなに愛してくれているのに…

「ああ、かずやぁ…」
 と、突然、真実は呟いた。

「昨日、自分でしたでしょう」
 僕のチンポからコンドームを外して、その中の精子の量をチェックしたのだ。

「あっ、い、いや…」

 昨夜、美冴さんとの再会の昂ぶりで、確かに自分でしたのであった…

「もお、したくなったらぁ、言ってよぉ…
 わかるんだからねぇ…」
 と、笑いながら呟いたのだ。

 ああごめん、真実…

 僕は、こんなキミも大好きなのに…

 なのに…

 やはり美冴さんの事は、なんとしてでも、もう一度再会をし、ちゃんと話して、心の中の時計を完全に止めなくては、前には進めない…

「いつでもぉ、何時だってぇ、飛んでくるからさぁ…」

「うんっ、真実、ごめん…」
 僕はそう云って彼女を抱き締め、キスをする。 
 これは心からの真実への謝罪のキスであったのだ。

 やはり、解決しないと…

 僕自身が解決し、消化しないとダメなのだ…

 この真実の為にも…

 そして何よりも、自分自身の為にも…

 真実を抱き締めながら僕は、そう想っていた。



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