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大魔女の遺言~子作りしないと出られない部屋に閉じ込められて~
第5章 正攻法
 彼の瞳が見開かれる。

 青い瞳にサラサの姿を映し出しながらキラキラと輝くと、細い身体を抱きしめた。初めて出会った時と同じ純粋な笑顔が――サラサが好きになった彼の姿が、腕の中にあった。

「私も……馬鹿ね。あなたに言われて初めて、自分の気持ちに気づくなんて……」

「いいんだ。お前だって親父たちの言葉に縛られてたんだろ? 俺も同じだったから分かる。父親同士の仲が悪いからって、子どもまでいがみ合う理由なんてこれっぽっちもないのにな。俺やお前が、一体何したっていうんだよ」

「まあ、私はあなたの取り巻きから嫌がらせされたけど」

「そ、それは悪かったよ! もう二度と、そんなことはさせない。絶対だ‼」

 慌てて謝罪するレイ。
 ちょっとした揶揄いのつもりだったため、本気で頭を下げる彼の反応に、逆にサラサが驚いてしまう。

「あっ、そ、そんなに真剣に謝らないで! 別に恨みがあるわけじゃ……」

「いや、俺自身が許せないんだ! くっそ、テネシーの野郎……どうやって絞めてやろうか……」

 物騒なことを口にするレイを、サラサは慌ててなだめた。
 彼女の必死の言葉により、レイは溜飲を下げ大きく息を吐く。
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