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大魔女の遺言~子作りしないと出られない部屋に閉じ込められて~
第6章 初夜①
言葉の続きは、重なった唇の間で消えてしまった。少し離れ、また触れ合うを繰り返しながらも、間隔は次第に短くなり、相手の呼吸を奪うような擦り合いへと変わる。
「ぅ、んっ……」
誰かから教えられたわけでも見たわけでもないのに、サラサの喉の奥から甘い声が洩れ出る。まるでその声を合図にしたかのように、少し開いた隙間から生温かいものが侵入してきた。
舌先が侵入物に触れ、思わず顔を離してしまう。
「んっ、れ、レイ、なにしてるの?」
「……いいから、口を開けろって」
「口?」
何か食べさせてくれるのかと、今の場に相応しくない考えがよぎり、サラサは困惑しつつも小さな口を頑張って開いた。
次の瞬間、耐えきれずに噴き出す音が響いた。
「ぷっ……くくっ、ほんと可愛いな、お前」
「え? 何笑ってるの? わ、私、何かおかしいこと……した?」
彼が笑う理由が分からず、戸惑うばかりだ。
しかし、質問の回答は貰えなかった。
代わりに突然塞がれた唇の隙間から、先ほどと同じ生温かいものが滑り込み、サラサの舌に絡みつく。それの形をなぞって始めて、彼の舌だと気づいた。
驚きで目を見開き、慌てて顔を離そうとするが、押し付けられるように密着するレイの唇が許さない。
蠢く舌が、狭く湿った口内を探る。
「ぅ、んっ……」
誰かから教えられたわけでも見たわけでもないのに、サラサの喉の奥から甘い声が洩れ出る。まるでその声を合図にしたかのように、少し開いた隙間から生温かいものが侵入してきた。
舌先が侵入物に触れ、思わず顔を離してしまう。
「んっ、れ、レイ、なにしてるの?」
「……いいから、口を開けろって」
「口?」
何か食べさせてくれるのかと、今の場に相応しくない考えがよぎり、サラサは困惑しつつも小さな口を頑張って開いた。
次の瞬間、耐えきれずに噴き出す音が響いた。
「ぷっ……くくっ、ほんと可愛いな、お前」
「え? 何笑ってるの? わ、私、何かおかしいこと……した?」
彼が笑う理由が分からず、戸惑うばかりだ。
しかし、質問の回答は貰えなかった。
代わりに突然塞がれた唇の隙間から、先ほどと同じ生温かいものが滑り込み、サラサの舌に絡みつく。それの形をなぞって始めて、彼の舌だと気づいた。
驚きで目を見開き、慌てて顔を離そうとするが、押し付けられるように密着するレイの唇が許さない。
蠢く舌が、狭く湿った口内を探る。