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大魔女の遺言~子作りしないと出られない部屋に閉じ込められて~
第9章 初夜④
 喉から溢れる艶声によって呼吸の自由を奪われていたサラサは、唾液のいやらしい跡が残る胸の頂きを上下させながら、ぐったりと脱力する。

 しかしレイの手が彼女の腿を持ち上げ、膝を立てさせた。彼のいる角度からだと、寝衣の中が丸見えだと気づき、慌てて両腿を閉じる。

「だめっ、中が見えちゃうから!」

「何を今更……さっき何をされるか分かってるって言ってただろ? 本当に分かってるなら……どうするのが正解かも分かってるよな?」

 サラサは口ごもった。

 分かっているが、実際されるとなると反射的に拒んでしまう。もちろんレイが嫌というわけでなく、未知なる行為に対する不安と恥ずかしさからくるものだ。

 彼にも分かっているのだろう。ニヤリと口元を歪めると、意地の悪い声色を響かせる。

「なら、俺が手を貸さなくてもできるな?」

「……え?」

「自分で足を開いて、中を俺に見せて」

「ええええっ⁉︎」

 赤い瞳が大きく見開かれる。それと同時に、自分がすべきあられもない姿を想像し、身体中の血液が沸騰しそうなほど熱く煮えたった。

 しかし、ぞくりとした感覚に子宮が沸き立ったのも事実。
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