この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
大魔女の遺言~子作りしないと出られない部屋に閉じ込められて~
第9章 初夜④
 理性と本能がぶつかり合う。

「サラサ」

 獣欲を孕んだ瞳で見つめられ、命令されるように低く名を呼ばれ、理性は呆気なく本能に屈した。彼に、自分の痴態を見られるかと思うと、グラグラと煮立った欲望を抑えられない。

(私の中に……こんなはしたない気持ちが潜んでいたなんて……)

 でも、こんな気持ちを抱くのは、目の前の彼に対してだけ――

 ぎゅっと瞳を閉じて羞恥心を抑えこむと、寝衣を押さえる手の力を緩めた。躊躇いが含むゆっくりとした動きで手をどけ、両足を拳一つ分だけ開く。

「こ、これで……いい?」

 全身が燃えているかと思うほど熱い。自身が発する熱に炙られているように、額にじっとりとした汗がにじむ。
 たったこれだけの動作だが、サラサにとっての精一杯。

 しかし、

「スカートで隠れて見えないんだけど?」

 笑いを含んだ声色で言われ、頭の芯が羞恥で焼ききれそうになった。
 精一杯を超えた精一杯を求められ、赤い瞳が潤む。

 何をすべきかは、分かっていた。
/89ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ