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大魔女の遺言~子作りしないと出られない部屋に閉じ込められて~
第13章 初夜⑧
確認しようと身体を起こそうとしたが、レイの体重がかけられて動けなくされてしまった。まだ呼吸が整わない彼の、切なそうな声色が耳元を震わせる。
「まだ抜くなよ。もう少しこのままでいさせてくれ……せっかく……お前と本当の夫婦になれたんだから……」
「……うん」
サラサは微笑むと、胸に彼の頭を押し付けるようにして抱きしめた。少し固めの茶色い髪が、サワサワと揺れながら彼女の頬を撫でる。
心の中が愛しさで一杯になり、言葉となって零れ落ちる。
「レイ……私、凄く嬉しい……こうしてあなたと結ばれたことが……」
胸に埋めていたレイの顔が上がった。
どこか泣きそうな、しかし喜びで満ちた表情を浮かべながら。
「ああ、俺もだ。もう二度と……離さないからな……」
柔らかな唇が重なり、甘い感覚が身体全体に広がっていく。
求め合うように喰みあいながら、二人の身体が深くベッドに沈んだ。
扉にかけられた魔法は、サラサの予想通り解除されていた。
しかし食料が尽きるまでの三日間、中から開かれることはなかった。
「まだ抜くなよ。もう少しこのままでいさせてくれ……せっかく……お前と本当の夫婦になれたんだから……」
「……うん」
サラサは微笑むと、胸に彼の頭を押し付けるようにして抱きしめた。少し固めの茶色い髪が、サワサワと揺れながら彼女の頬を撫でる。
心の中が愛しさで一杯になり、言葉となって零れ落ちる。
「レイ……私、凄く嬉しい……こうしてあなたと結ばれたことが……」
胸に埋めていたレイの顔が上がった。
どこか泣きそうな、しかし喜びで満ちた表情を浮かべながら。
「ああ、俺もだ。もう二度と……離さないからな……」
柔らかな唇が重なり、甘い感覚が身体全体に広がっていく。
求め合うように喰みあいながら、二人の身体が深くベッドに沈んだ。
扉にかけられた魔法は、サラサの予想通り解除されていた。
しかし食料が尽きるまでの三日間、中から開かれることはなかった。