この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
大魔女の遺言~子作りしないと出られない部屋に閉じ込められて~
第13章 初夜⑧
 確認しようと身体を起こそうとしたが、レイの体重がかけられて動けなくされてしまった。まだ呼吸が整わない彼の、切なそうな声色が耳元を震わせる。

「まだ抜くなよ。もう少しこのままでいさせてくれ……せっかく……お前と本当の夫婦になれたんだから……」

「……うん」

 サラサは微笑むと、胸に彼の頭を押し付けるようにして抱きしめた。少し固めの茶色い髪が、サワサワと揺れながら彼女の頬を撫でる。
 心の中が愛しさで一杯になり、言葉となって零れ落ちる。

「レイ……私、凄く嬉しい……こうしてあなたと結ばれたことが……」

 胸に埋めていたレイの顔が上がった。
 どこか泣きそうな、しかし喜びで満ちた表情を浮かべながら。

「ああ、俺もだ。もう二度と……離さないからな……」

 柔らかな唇が重なり、甘い感覚が身体全体に広がっていく。
 求め合うように喰みあいながら、二人の身体が深くベッドに沈んだ。

 扉にかけられた魔法は、サラサの予想通り解除されていた。

 しかし食料が尽きるまでの三日間、中から開かれることはなかった。
/89ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ