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大魔女の遺言~子作りしないと出られない部屋に閉じ込められて~
第14章 和解

彼女の異変に気づいたレイが、眉をしかめ尋ねる。
「どうした、サラサ? もしかすると体調が良くない? ここ三日間、俺がずっと離さなかったから――」
「ち、違うってばっ‼」
顔を真っ赤にしてサラサは否定する。
もうっ、と呟くと、プイっとレイから視線を反らしたが、握り合った手から伝わる温もりが、彼女の恥ずかしさを、先ほど目に入ったものに対する疑問を塗り替えていく。
胸の奥が詰まって苦しくなるほどの、幸せへと――
「どうした、サラサ? もしかすると体調が良くない? ここ三日間、俺がずっと離さなかったから――」
「ち、違うってばっ‼」
顔を真っ赤にしてサラサは否定する。
もうっ、と呟くと、プイっとレイから視線を反らしたが、握り合った手から伝わる温もりが、彼女の恥ずかしさを、先ほど目に入ったものに対する疑問を塗り替えていく。
胸の奥が詰まって苦しくなるほどの、幸せへと――

