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秘蜜の保健室〜先生と私のイケナイ関係〜
第2章 ハジマリの午後
「橋本さん?」

先生の声が上ずっている

どうしようもない衝動が、私を襲う

こんな気持ち、初めてだった

触れたい

触れたい



先生に触れたい

でも、先生は怯えた目で私を見る

「あの……、橋本さん、手を放して」

私は手を離すと、先生の肩に手をかけ

背伸びした


身長160cmの私と先生ではかなりの身長差がある

一生懸命に爪先立ちして、体重を先生に預ける


そして、唇を合わせた


柔らかい感触、微かな香水の匂い

先生の大きな胸が、私の小さな胸とぶつかる


私のファーストキスは、女の人とになってしまった


ほんの数秒、私が爪先立ちできるのは

直ぐに唇は離れていく

すると、先生の表情が分かるようになる

驚きに満ちた表情が、全てを物語っていた


「は、橋本さん……」

まるで化け物を見るかのような目で私を

見る



「私、先生が好きです」

ハジメテの告白が女の人になってしまう

でも、素直な気持ちだった


先生は、さすが大人だ

直ぐに平常心を取り戻す


「あの、橋本さん、気持は嬉しいけど」

先生は、自分を落ち着かせようとしているのか

間をおいて

「わたしは教師だし、あなたは生徒
あなたの気持ちに応えられないわ」



あっさりと

フラれてしまった




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