この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
自分であるために~涙の雨と晴天の虹~
第1章 生きにくい世界で出逢った人
「地味でブスなクセに調子乗んなよ」

「あれぇ~? ゴミが歩いてる~」

「あたしがおしゃれしてあげる~! 色鉛筆のカス。カラフルで綺麗じゃない? かわいいーかわいいー!」

 私の名前は心愛(ここあ)。心に愛されるなんて名前、笑える。この名前をつけた親もあたしを捨てた。あたしをいじめてる中心にいるのは、元、親友。

 どうしてこうなったかと言うと、それは、高校2年のバレンタインでのことだった。

「鈴原(すずはら)さんのことが好きです!」

「ごめんなさい! クラスメイトとしか見れないから」

 よりによって親友が好きだと言う男子に告白された。この男もわざわざバレンタインに告白してくるか……タイミングを考えろよ。それは、親友がこの男に告白して、振られた直後のことだった。だから、その現場を見られた。

 応援する。そう言ってたのに、心の中では嘲笑ってたのか? とか、親友だと思っていたのに……とか。どれだけ弁解しても分かって貰えなかった。興味のない男よりも、クラスメイトの脇役よりも、私は女の子の友達……まして、親友のほうが大切だったのに。

 人間関係の綻びは、破綻は……一瞬。特に恋愛が絡むと終わる。私だったら、例え、親友が自分の好きな人に告白されても悲しいけど、親友のことを嫌いになる……まではいかない。これが価値観の違いというやつなのか……。
/40ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ