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自分であるために~涙の雨と晴天の虹~
第3章 黒い想い出と愛情
「大丈夫。気にしないで。内緒の話なんだけどねー…実はミキもね、昔、メンタルやられてて、酷い時があったんだー。あたしの家でもあってね、その時はあたしがしたことにした。だから今回もそうするよ。そのあと、泊まりに行くのは暫くやめるねって……そっちのほうが寂しかったな~あたし。そんなの気にしなくていいよって言ったんだけどね、あの子、頑固だからさー。それにさ、昨日は、好きな人に恋人がいるって知ってショックだった時に襲っちゃったからねー。やっぱ、あたしのせいだねー。ごめんね、ホント」
申し訳なさそうに俯く美紅さんに、私を庇ってくれようとするお姉さんに悪くなって……私は、夢の話。過去の話をした。
「なにそれ! サイッテーじゃん!」
「それとね……」
親友に振られた中学のバレンタインデーの翌日。学校に行きたくなくて、どうしても休みたくて……
申し訳なさそうに俯く美紅さんに、私を庇ってくれようとするお姉さんに悪くなって……私は、夢の話。過去の話をした。
「なにそれ! サイッテーじゃん!」
「それとね……」
親友に振られた中学のバレンタインデーの翌日。学校に行きたくなくて、どうしても休みたくて……