この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
自分であるために~涙の雨と晴天の虹~
第4章 涙の雨と晴天の虹
私は、乳房を扱う手をショーツへと運ぶ。
「やだっ。心愛ってホント、いやらしっ。振られても、あたしを好きになってなくても、セックスはするんだ?」
「フライング性なる夜。人間、欲望には抗えないからねー。私のこと好きにさせるんでしょ?」
「もちろんっ」
そう言うと、美紅さんは、一気に私のショーツをずらし、ミニスカートの中に顔を埋める。私にミニスカートをはかせたのってもしかしてこのため……? なんて考えすぎだろうか……。
「っ……あんっ……。美紅さん、激しっ……」
「激しくしてるの! 心愛はいずれあたしのことしか考えられなくなるんだから……」
舌と指が交互に。増えていく指……。奥に伸びる舌。
「んっ……あぁっ……」
京さんには振られてしまったけれど。2度目の恋は叶わなかったけれど……。京さんからは夢をもらった。
進路希望用紙にはメイクアップアーティストを目指せる学校名を書いて、提出していた。そのための勉強を私は密かにしていた。
そして、これから私はきっと、「愛」も「恋」も「幸せ」も手に入れるのだ。大嫌いだったバレンタインも……きっと、来年、大好きなバレンタインにしてくれるのだろう。
「っ……はぁっ、美紅さん、ホントに私、すぐに……イッちゃ──」
私を今、触れている人にきっと。とてつもなく変態な美しいヒーローに。
これがいつか3度目の正直になる。
涙の雨でぬれた日々。その後にはきっと……
晴天の虹が待っている──。
fin.
「やだっ。心愛ってホント、いやらしっ。振られても、あたしを好きになってなくても、セックスはするんだ?」
「フライング性なる夜。人間、欲望には抗えないからねー。私のこと好きにさせるんでしょ?」
「もちろんっ」
そう言うと、美紅さんは、一気に私のショーツをずらし、ミニスカートの中に顔を埋める。私にミニスカートをはかせたのってもしかしてこのため……? なんて考えすぎだろうか……。
「っ……あんっ……。美紅さん、激しっ……」
「激しくしてるの! 心愛はいずれあたしのことしか考えられなくなるんだから……」
舌と指が交互に。増えていく指……。奥に伸びる舌。
「んっ……あぁっ……」
京さんには振られてしまったけれど。2度目の恋は叶わなかったけれど……。京さんからは夢をもらった。
進路希望用紙にはメイクアップアーティストを目指せる学校名を書いて、提出していた。そのための勉強を私は密かにしていた。
そして、これから私はきっと、「愛」も「恋」も「幸せ」も手に入れるのだ。大嫌いだったバレンタインも……きっと、来年、大好きなバレンタインにしてくれるのだろう。
「っ……はぁっ、美紅さん、ホントに私、すぐに……イッちゃ──」
私を今、触れている人にきっと。とてつもなく変態な美しいヒーローに。
これがいつか3度目の正直になる。
涙の雨でぬれた日々。その後にはきっと……
晴天の虹が待っている──。
fin.