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狂愛の巣窟
第8章 【倫理に反したその先で…】
昼下がりに鳴り響くインターホン。
「はい」
モニターに映る人物に口角が上がる。
ドアを開けて迎え入れるけど、良いのかな……我慢出来なそうな雰囲気してるね。
私を見つめるその視線が沸々と湧き起こるものならば一旦受け止めるべきなのか。
「どうしました?何かお困りでも?」
放置していた訳ではありませんよ?
あなたが奥さんを抱く姿もたびたび見かけましたし私もそれを見せつけられていた。
win-winな関係では?
「足りないんですよ、ピースがひとつ」
そういう流れで来るんですね、今回は。
良いですよ、ノってあげます。
左の鎖骨辺りを人差し指で軽く押しながらドアまで追いやる。
その指は心臓に。
「足りないのはココ?それともココ?」と脚の間に脚を入れて密着する。
太腿で股関を当てたら我慢出来なくなっちゃったね。
反転してドアに押さえつけられたのは私の方で頭上で両手をクロスしたまま唇を奪われた。
そうね、少々強引な方が盛り上がる。
思った以上に限界まで達していたみたい。
「ねぇ、奥さんと出して来たんでしょ?何が不満なのかしら」
そう言っても答えぬまま再び唇を重ねてくる男。
服の上から強く胸も弄られる。
奥さんの話は地雷だった?
そんな事くらいコントロール出来ないようじゃこの関係大丈夫?
服の中に手を忍ばせ早くもホックを外してきた。
乳首を勃たせてくる。
冷静さを欠いちゃ脚を掬われるよ?
「中岸さん?」
「あなたって人は………」
熱い視線……気持ち良い。
制御出来ないサマは見ててゾクゾクする。
「もうじき息子が帰って来るので」なんて煽ってみましょうか。
慌ててショーツをズラしクンニし始める。
「此処で…?ダメ……声漏れちゃう」
「ずっと放置され続けたんだ、それくらい耐えてください」
そう言って荒々しいクンニ。
嫌いじゃないです。
髭を剃るのも忘れたんですか?
チクチク当たってる。
指も挿れて掻き回す。
頭を押さえて声を我慢する。
「ハァハァ……中岸さんっ……」