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狂愛の巣窟
第4章 【意のままに踊らされて…】





「なに?」って冷たい言い方。




「ごめんなさい」




「じゃ、行ってきます」




「ねぇ、一颯くんってば」




玄関のドアの前に立ち道を塞いだら…ってなに子供じみた事やってんだろう。




「時間、遅れちゃうんだけど」




「うん、気をつけて…」




何か悔しくてわけわかんなくなっちゃって声が上擦った。
泣きそうなのバレるのが嫌でそのまま洗面所に早足で逃げた。
無惨にもドアの開閉音が後ろで響いてた。






1つボタンを掛け違えて拗らせて解き方わかんなくなっちゃったって……後でいくらでも言える言い訳なのかな。




キミが離れていくのを私は止める術がない。
どんなに繋ぎ止めても戸籍上は親子だしそれは許されない想いだから。
何かのきっかけで目が覚めたのならもう手を離してあげるべきだと思う。




真っ当な人生を手に入れて欲しい。
いつかは出て行くだろうし普通の親子に戻るのも有りだと思うし。
キミが整理つくまでずっと待ってる。
なんて、格好つけて言ってはみるものの、何ひとつ実行出来てないのよね。




疼いたこの身体、どう静める?









「あっ……あっ……佐倉さんっ」




「ん………?下の名前で呼んでって言ってるでしょ」




「あっ……はいっ……と…わこ…さんっ」




「ん、もう1回」




「ハァハァ……十和子さん…っ」




「んふふ、コレ気持ち良いんだ?」




「出ちゃう……っ」




「あぁ、ダメ、勝手にイったら怒るよ?」




「はい……」




「私、今すっごくさぁ……ムラムラしてんの」




「は、はい………」




「見て?キミの舐めただけでこんなにヌレヌレなの初めてよ」




「は、早く……」




「欲しい?」




「欲しいです…っ」




「素直で可愛いね」







一颯くんに放置プレイされて疼きを抑えられなかった私は、たまたま連絡が来た配達員の土屋和泉くんと会ってホテルへ連れ込んだ。




(会いたいです)ってタイムリー過ぎるでしょ。
ベットの上でたくさん可愛がってあげるね。
彼を裸にして私はレースのランジェリー姿。




少し触って舐めたくらいでギンギンなんだもん。
挿れてあげる前にコンドームを装着しながら。











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