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欲しいのは愛だけ
第13章 長い夜と朝、そして…
崩れ落ちてしまった私を下にするようにして、
向かい合う形で航平さんが上に乗って、キスをする。


「これが一番、落ち着くな」
と言って髪を撫でてから、

「でも、メイがやめてって言っても今日はやめないから」と言うと、
激しく腰を打ち付ける。

身体ごと揺すられているようで、
朦朧としてしまう。


「あんっ…。
そんなに動かしたら…
また、イッちゃうから、ダメ…」


「ダメって、もっとっていう意味だよね?」と言って、
更に激しく動かす。


「あっ…」と思った瞬間に、
お漏らししてしまう。


「大丈夫だよ?
バスローブとバスタオル、敷いてあるから」と、
余裕な顔で言うので、
だったら…と私も激しく腰を動かしながら、
ナカまで震わせてしまう。


「メイ、出すよ?
いっぱいナカに…。
ああぁ…っ」


私も声を合わせるように大きい声を上げてしまう。


その声を抑えるようにキスをしてくれる。



「このまま、俺ので蓋をしておこうか?」と言いながら、
髪を撫でて、
頬や額に優しくキスをしてくれる。
まつ毛にもキスをされると、
震えてしまうほど心地良い。


このまま、ずっと絡み合うように横になっていたいと思ってたら、
航平さんのお腹が鳴った。


「夕陽を観ようと思ってたのに、
真っ暗になっちゃったな?
腹、空いてきた」と笑う。



「シャワー軽く浴びて、
レストランに行こうか?
勿論、下着はつけちゃダメだよ?」と言われて、
また、紅くなってしまう。


「色んなことして、
子供までいるのに、
メイはいつまでも可愛いな」と頬にキスをしてくれる。


「ほら。
シャワーしよう!」と、
私を立ち上がらせてくれたけど、
私は脚に力が入らなくてよろめいてしまう。


「なんか…腰が抜けちゃったみたい。
力が入らないわ」と言うと、

「じゃあ、ルームサービスにするか?」と言ってくれるので、

「ゆっくり歩けば大丈夫よ?」と笑った。
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