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欲しいのは愛だけ
第14章 手に入れた愛
8月に無事に男の子を出産した。
4年生になったメイちゃんは、
そろそろ中学受験のことをあれこれ話すようになっていた。
成績も申し分ないので、通える範囲の女子校にしてはどうかという話をしていた。
航平さんの留守の時は、
居る時以上にメイちゃんと話をするようにしていた。
ふーちゃんは小さいながらも弟、もしくは子分が出来たということは理解しているようだった。
赤ちゃん返りしたり、
寂しい思いをさせないようにと、
一番に抱き締めるようにしていた。
はーちゃんは、逆子が直らなかったのと、
リスクを減らす為にということで、
帝王切開で産まれた割に、
比較的早くおっぱいが出るようになって、
比較的吸う力も強かったので良く飲めて、
弱々しいところも殆どなかった。
帝王切開を一番心配してたのは、
航平さんだった。
「メイ、大丈夫かな?」と、
手術の時も廊下で熊のようにウロウロしていたそうだった。
麻酔から醒めた後も、
ずっと付き添ってくれて、
泣き顔なので、
逆に私の方が「大丈夫よ?」と航平さんの頭を撫でてあげるほどだった。
少し長い入院の後は、前回以上に動けなくて、
実家の母が1ヶ月近く滞在してくれた。
土日には、実家の父や鎌倉の祖父母、
それに航平さんのご両親様も足を運んでくれて、
本当に賑やかで楽しい日々を過ごせた。
「さつきさんに、
メイちゃんでしょ?
文月くんに、葉月くん。
カレンダーみたいね?
この調子で、月に因んだお名前なら、
あと9人はいけるわね?」と母が笑うけど、
航平さんは少し複雑な顔をしていた。
4年生になったメイちゃんは、
そろそろ中学受験のことをあれこれ話すようになっていた。
成績も申し分ないので、通える範囲の女子校にしてはどうかという話をしていた。
航平さんの留守の時は、
居る時以上にメイちゃんと話をするようにしていた。
ふーちゃんは小さいながらも弟、もしくは子分が出来たということは理解しているようだった。
赤ちゃん返りしたり、
寂しい思いをさせないようにと、
一番に抱き締めるようにしていた。
はーちゃんは、逆子が直らなかったのと、
リスクを減らす為にということで、
帝王切開で産まれた割に、
比較的早くおっぱいが出るようになって、
比較的吸う力も強かったので良く飲めて、
弱々しいところも殆どなかった。
帝王切開を一番心配してたのは、
航平さんだった。
「メイ、大丈夫かな?」と、
手術の時も廊下で熊のようにウロウロしていたそうだった。
麻酔から醒めた後も、
ずっと付き添ってくれて、
泣き顔なので、
逆に私の方が「大丈夫よ?」と航平さんの頭を撫でてあげるほどだった。
少し長い入院の後は、前回以上に動けなくて、
実家の母が1ヶ月近く滞在してくれた。
土日には、実家の父や鎌倉の祖父母、
それに航平さんのご両親様も足を運んでくれて、
本当に賑やかで楽しい日々を過ごせた。
「さつきさんに、
メイちゃんでしょ?
文月くんに、葉月くん。
カレンダーみたいね?
この調子で、月に因んだお名前なら、
あと9人はいけるわね?」と母が笑うけど、
航平さんは少し複雑な顔をしていた。