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欲しいのは愛だけ
第4章 甘い夜
「でさ、本当に明日、病院行く時、
一緒に行くから。
休み、取れるの?」
「えっと、病院には行きません」
「えっ?どうして?」
「なんか、アフターピルって堕胎するみたいで怖くて…。
たった一度で赤ちゃん授かったら運命的だから、
私、それを受け入れたいです。
航平さん、結婚してくれるって言ってくれたし」た
「勿論。
妊娠してたら結婚しよう。
いや、妊娠してなくても結婚したい。
メイ、良いのか?
俺は嬉しいけど」
「それに…多分大丈夫な日ですよ?
すぐに生理かなって…。
やだ、恥ずかしい」
「そうなんだ。
でもさ、もしも妊娠の兆候があったり、
下腹部が痛かったりしたら、
心配だからすぐ電話して?
一緒に病院行くし、
順番逆になるけどご両親にもご挨拶に行くから。
電話、いつでも良いから。
仕事で出れない時は折り返すから」
「メイ、愛してる。
大事にするよ」と何度もキスをすると、
「ダメだ。
帰れなくなるな。
明日の仕事に響くといけないし。
帰るね?」と言って、
手を繋いで玄関に向かう。
靴べらを渡すと、
靴を履いて、靴べらをフックに自分で戻すと、
手の甲にキスをして、
「俺の大切なお姫様、おやすみ。
ちゃんと戸締まりしてね?
平日は会えないのかな?
でも、電話して?
何かあったら、飛んで来るから。
ホントに離れたくないけど…」と言って、
何度もキスをして、抱き締める。
そして、そっと下腹部を撫でて、
「赤ちゃん、出来てたら、
本当に嬉しいな」と言って、
お腹にキスをすると、
立ち上がって頭を撫でて、
「行くね?」と言って、ドアの向こうに消えた。
10分ほどして、
「家についたよ」ショートメールが届いた。
私も、
「航平さん、今日はありがとうございました」
と返信していると、電話が鳴った。
「ごめん。
声が聴きたくて。
メイ、愛してるよ。
おやすみ」
「航平さん、私も…
大好き。
愛してます」
「もう一回、言って?」
「航平さん、愛してます」
「嬉しくて死にそう。
メイ、ありがとう。
頑張れるよ。
おやすみ」
「航平さん、おやすみなさい」
そっと電話を切った。
少し乱れたシーツを見て、
顔が紅くなってしまう。
シーツにはほんのりクロエの香りがしていた。
目を閉じて、航平さんに包まれているような気持ちで眠りについた。
一緒に行くから。
休み、取れるの?」
「えっと、病院には行きません」
「えっ?どうして?」
「なんか、アフターピルって堕胎するみたいで怖くて…。
たった一度で赤ちゃん授かったら運命的だから、
私、それを受け入れたいです。
航平さん、結婚してくれるって言ってくれたし」た
「勿論。
妊娠してたら結婚しよう。
いや、妊娠してなくても結婚したい。
メイ、良いのか?
俺は嬉しいけど」
「それに…多分大丈夫な日ですよ?
すぐに生理かなって…。
やだ、恥ずかしい」
「そうなんだ。
でもさ、もしも妊娠の兆候があったり、
下腹部が痛かったりしたら、
心配だからすぐ電話して?
一緒に病院行くし、
順番逆になるけどご両親にもご挨拶に行くから。
電話、いつでも良いから。
仕事で出れない時は折り返すから」
「メイ、愛してる。
大事にするよ」と何度もキスをすると、
「ダメだ。
帰れなくなるな。
明日の仕事に響くといけないし。
帰るね?」と言って、
手を繋いで玄関に向かう。
靴べらを渡すと、
靴を履いて、靴べらをフックに自分で戻すと、
手の甲にキスをして、
「俺の大切なお姫様、おやすみ。
ちゃんと戸締まりしてね?
平日は会えないのかな?
でも、電話して?
何かあったら、飛んで来るから。
ホントに離れたくないけど…」と言って、
何度もキスをして、抱き締める。
そして、そっと下腹部を撫でて、
「赤ちゃん、出来てたら、
本当に嬉しいな」と言って、
お腹にキスをすると、
立ち上がって頭を撫でて、
「行くね?」と言って、ドアの向こうに消えた。
10分ほどして、
「家についたよ」ショートメールが届いた。
私も、
「航平さん、今日はありがとうございました」
と返信していると、電話が鳴った。
「ごめん。
声が聴きたくて。
メイ、愛してるよ。
おやすみ」
「航平さん、私も…
大好き。
愛してます」
「もう一回、言って?」
「航平さん、愛してます」
「嬉しくて死にそう。
メイ、ありがとう。
頑張れるよ。
おやすみ」
「航平さん、おやすみなさい」
そっと電話を切った。
少し乱れたシーツを見て、
顔が紅くなってしまう。
シーツにはほんのりクロエの香りがしていた。
目を閉じて、航平さんに包まれているような気持ちで眠りについた。