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欲しいのは愛だけ
第4章 甘い夜
「食後にコーヒーは?」と訊くと、
「飲みたい」と言うので、
お湯を沸かしながら豆を挽いて淹れた。
自分用には温かいカモミールティーを淹れた。
「それは何?」
「ハーブティーです。
夜、眠れなくて、
これ飲むと眠れるって暗示を掛ける習慣があって…」
「不眠症なの?」
「不眠症ってほどでは…。
でも、眠れなかったり、
起きちゃうこともあるから…」
「仕事は…秘書室長って名刺に書いてあったけど、
土日は休みなんだよね?」
「はい。基本的に平日の9時5時の勤務で、
カレンダー通りに祝日は休みですよ。
秘書室長っていっても、
小さい会社で、秘書は私1人ですし」
「出張とかもあるの?」
「時々」
「浮気モノの社長と?」
「そうです」
「なんか心配だな」
「大丈夫ですよ。
社長のお好みは、
巨乳で人妻でキツネ顔。
私、独身で、ネコ顔かタヌキ顔ですから」
「でも、巨乳だよ?」
「そうですか?
もう一つ、その巨乳を露出させるファッションがお好みですから、大丈夫です」
「俺と結婚して人妻になったら、
危険なんじゃない?」
「そうかな…?」
「心配過ぎる」
「じゃあ、その時にまた、考えてください。
取り敢えず、今は大丈夫ですから」と笑った。
「社長と愛人か…。
凄いな」
「ちなみに社長の奥様もうちの会社の役員ですよ?」
「うわ。
怖い世界だ」
「奥様は離婚したいから、
証拠的なモノ、集めて欲しいって言ってますよ」
「巻き込まれてるんだね?」
「まあ、社長はわざとか、お馬鹿なのか、
愛人さんとの写真とか動画を、
会社の共有ドライブに保存してるから…。
多分、かなりの人が観てるし、
そういうのも離婚の為の材料になるんじゃないかなと思いますよ」
「他人に観せて喜んでるのかもな。
メイも観たの?」
「間違えたのかわざとなのか、
画像添付のメール、してきたこともあるし、
共有のも知らずに開けてしまったことも…。
パスワードも掛けてないから。
あれ、セクハラですよね?」
「なんか、そんな処にメイを置いておきたくないな?」と、
真剣な顔をして言った。
「飲みたい」と言うので、
お湯を沸かしながら豆を挽いて淹れた。
自分用には温かいカモミールティーを淹れた。
「それは何?」
「ハーブティーです。
夜、眠れなくて、
これ飲むと眠れるって暗示を掛ける習慣があって…」
「不眠症なの?」
「不眠症ってほどでは…。
でも、眠れなかったり、
起きちゃうこともあるから…」
「仕事は…秘書室長って名刺に書いてあったけど、
土日は休みなんだよね?」
「はい。基本的に平日の9時5時の勤務で、
カレンダー通りに祝日は休みですよ。
秘書室長っていっても、
小さい会社で、秘書は私1人ですし」
「出張とかもあるの?」
「時々」
「浮気モノの社長と?」
「そうです」
「なんか心配だな」
「大丈夫ですよ。
社長のお好みは、
巨乳で人妻でキツネ顔。
私、独身で、ネコ顔かタヌキ顔ですから」
「でも、巨乳だよ?」
「そうですか?
もう一つ、その巨乳を露出させるファッションがお好みですから、大丈夫です」
「俺と結婚して人妻になったら、
危険なんじゃない?」
「そうかな…?」
「心配過ぎる」
「じゃあ、その時にまた、考えてください。
取り敢えず、今は大丈夫ですから」と笑った。
「社長と愛人か…。
凄いな」
「ちなみに社長の奥様もうちの会社の役員ですよ?」
「うわ。
怖い世界だ」
「奥様は離婚したいから、
証拠的なモノ、集めて欲しいって言ってますよ」
「巻き込まれてるんだね?」
「まあ、社長はわざとか、お馬鹿なのか、
愛人さんとの写真とか動画を、
会社の共有ドライブに保存してるから…。
多分、かなりの人が観てるし、
そういうのも離婚の為の材料になるんじゃないかなと思いますよ」
「他人に観せて喜んでるのかもな。
メイも観たの?」
「間違えたのかわざとなのか、
画像添付のメール、してきたこともあるし、
共有のも知らずに開けてしまったことも…。
パスワードも掛けてないから。
あれ、セクハラですよね?」
「なんか、そんな処にメイを置いておきたくないな?」と、
真剣な顔をして言った。