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欲しいのは愛だけ
第6章 電撃入籍
その日の夜は、仕事で航平さんは遅くて、
焼きおにぎりとお味噌汁と浅漬けという、
質素な夕食になった。

緊張してなかなか私は眠れなくて、
セックスした後も何度もキスやハグをして貰った。


そして、土曜日になった。

航平さんの車で広尾のご実家に行って、
ご両親様をピックアップして、
横浜の私の実家に向かった。


結論から言うと、
私の両親もとても喜んでくれて、
父親同士も面識があって、
意気投合していた。

しかも、鎌倉の祖母のことも母が呼んでくれていて、
離婚以来、とても私を心配していた祖母は、
涙を流しながら喜んでくれていて、
しかも航平さんのお母様ともお茶の世界で何度も会っていたということで、
「本当に安心ですわ。
どうか孫を宜しくお願いします」と言っていた。


結婚式については、
身内だけでも是非、という話になって、
秋の気候が良い時期にと勝手に母親同士が盛り上がっていた。


そして、一緒に暮らし始める話を航平さんがして、
「きちんとしたいから、
入籍させていただきたい」と言うと、
「だったら、今日にでも出して来たら?
大安吉日だし」と祖母が言う。


航平さんが婚姻届を持って来ていたので、
全員の前で署名捺印をして、
お父様達にも署名捺印をして貰って、
「今日の帰りに、
時間外ですが役所に届け出してきます」と2人で頭を下げた。


その後、祖母とキッチンに立って、
昼食をみんなで食べた。

私の料理は全て母と祖母から習ったようなもので、
懐かしい味だった。
特に祖母からは家庭料理からお茶席にお出しする懐石料理まで仕込まれた。


手際良く料理をしながら、
私は外で仕事をするより、
こうして家のことをする方が性に合っていると感じていた。


お父様達は日本酒を召し上がってほろ酔いになり、
夕方、航平さんの車で広尾にご両親様を送り届けてから区役所に行った。




という訳で、私達は出会ってから本当に短期間で入籍して、
一緒に暮らし始めることになった。
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