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どうせ君は眠るから
第1章 二人なのに一人
「んっ...あぁっ...」

ダブルベッドの片方で

君は私を見てないのに、ただ依がる

私も君を見てないのに、ただ依がる

彼の息遣いが少しづつ荒くなっていくのを感じる

多分、そろそろか

なんの前触れもなく、腟内に生温かい物が注がれる

彼は何も言わずにシャワーを浴びて、そのまま何も言わずにベッドの私の隣に入り、眠った

「またイかせてくれなかったなぁ」

彼は近頃ずっとそうだ

自分だけ満足してすぐ眠ってしまう

「どんだけ私でイキたいんだよ」

かと言って私も、彼を好きなわけでもなく、別にヤるのも彼に限る必要も無い

実際、セフレは何人かいる

ただ私は呼ばれたから来ただけで、彼を求めてる訳でもない

私も、適当に体を洗い流し、彼の隣で寝た

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