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狂うほどに愛されて
第2章 拷問という名の愛
原田に見つかった事で琴葉の状況は最悪
だった。あの男が渡したのは新撰組の
内部事情が書いてある書物だったのだ。
琴葉は原田に先程も来た屋敷の中に
連れて来られた。

「ねぇ、琴葉どうしてこの書物を君が
持っているのかな?」

「こ、これは・・男の人に急に渡されて。
私は何も・・」

「君を信じたいけど、完全に無関係か
分からないからね。君がこの件に関与
してないか分かるまで蜜屋に帰す訳には
いかない」

鋭い目でじっと琴葉を見つめる。耐えきれず
目をそらすと、原田は顎を掴み強制的に
目を合わせる。
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