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第4章 まだ終わらない

北条さんの奥様と同じだわ、やっぱりセレブな奥様ってスタイルいいんだ……。

暗くなった部屋で存在感を放つ光沢のあるシルバーのハイレグレオタードの夫人に視線を向けて、みくがまた心の中でつぶやく。

小柄だけどしっかり腰のくびれがあって、胸もお尻も垂れていない40代とは思えないスタイル……お金と時間を使って維持しているのがわかるボディーラインだ。

「やっぱりこれかな？」

夫人が床に置かれていた大きなバッグから鞭を取り出してみくに見せる……革巻きの持ち手の先に10本くらいの細長い革が伸びているバラ鞭だ。