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甘美な誘惑、羞恥のエクスタシー
第5章 つかの間の安らぎ
「おいで」

手招きされてみくが隣に座ると、西崎がみくの肩を抱く。

「びっくりすることの連続で疲れたでしょう?」

「確かにびっくりの連続だったけど……でも……西崎さんと出会えてよかったです」

みくが甘えた声を出して西崎に寄りかかる。

「私、幸せです……今、幸せです……」

緊張の連続から解放されたみくが西崎の胸に顔をうずめる。

そんなみくを西崎が両手で優しく抱き締める。

感じる……西崎さんの体の温もりを感じる……。

幸せな気分のまま、みくは安らかな顔で眠りにおちていく……。
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