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甘美な誘惑、羞恥のエクスタシー
第9章 スウィートタイム
「やっと思い出したみたいだね? いい子だ」

西崎がみくの体を起こして頭を撫でる。

「あの……私……私……」

自分でもよくわからない感情がこみ上げてきてチャームポイントのみくの大きな目がウルウルになり、そして数粒の涙がこぼれ落ちる。

「泣かれちゃったら、僕がひどい男みたいじゃん」

「ひどいです……意地悪です……」

甘えるような声で言って、みくが西崎の胸に顔をうずめる。
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