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甘美な誘惑、羞恥のエクスタシー
第10章 デビュー戦
チェックアウトしたみくと西崎がホテルのロビーで待っていると、北条夫妻がみくを迎えに来る。
北条は深みのあるグレーのオーダーメイドのスーツ、夫人はシンプルなデザインの黒いワンピース、宝飾店に買い物に来るときによく見る服装だ。
「僕は仕事があるので……みくちゃんをよろしくお願いします」
社長夫婦に挨拶し、ちょっと心配そうな顔でみくを見てから西崎がひとりでホテルを出ていく。
「西崎君が一緒に来れなくて寂しいでしょう?」
「ええ、まあ……」
夫人に聞かれたみくがあいまいな返事をする。
西崎が先に帰ったのは確かに寂しいが、みくの予想が当たってまた恥ずかしい体験をさせられるのなら西崎がいない方がいいかも……それがみくの正直な気持ちだ。
北条は深みのあるグレーのオーダーメイドのスーツ、夫人はシンプルなデザインの黒いワンピース、宝飾店に買い物に来るときによく見る服装だ。
「僕は仕事があるので……みくちゃんをよろしくお願いします」
社長夫婦に挨拶し、ちょっと心配そうな顔でみくを見てから西崎がひとりでホテルを出ていく。
「西崎君が一緒に来れなくて寂しいでしょう?」
「ええ、まあ……」
夫人に聞かれたみくがあいまいな返事をする。
西崎が先に帰ったのは確かに寂しいが、みくの予想が当たってまた恥ずかしい体験をさせられるのなら西崎がいない方がいいかも……それがみくの正直な気持ちだ。