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僕の叔母さんは美熟女~教えてあげるね~
第7章 別れた夫

健一が黙々と夕飯を食べている。

近頃は文恵の料理に慣れてきたのか
しっかりと食べてくれるようになった。
本当はエステに通うよりも
料理学校に通ってあげた方が
健一の成長には欠かせないのだろうけど
エステ店の南野さんに誘われたら
甘美な時間を過ごしたくて
ついついお店に足が向いてしまっている。

「ごちそうさま!
じゃあ、僕、お風呂を済ませて勉強するね」

「そんなに頑張らなくてもいいんじゃないの?
ねえ、久しぶりに一緒にお風呂に入る?」

「ごめんなさい、ゆっくりと入浴して
気分をリフレッシュさせたいんだ
試験も近いし、僕頑張らないと落ちこぼれになってしまうし」

T大付属高校に背伸びをして入学したのはわかるけど、それほど勉強しないとついていけないのかしら…

「わかったわ、あまり無理しないでね」

健一がリビングを離れ、
文恵は一人、寂しさを感じ始めていた。
『たまには息抜きでデートでもしてあげようかしら…』
してあげると言うよりは
文恵自身が健一とデートしたくてたまらないのは
十分わかっていた。
でも、健一にイニシアティブを取らせたくない
自分がリードするんだと
年上の女特有のジレンマに陥っていた。

LINE…LINE…
入浴のために置いていった健一のスマホに
続けざまにLINEの着信音が響く…
そう言えば近頃は
しょっちゅうスマホを弄っているようだわ


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