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凌辱のストーリー~雌犬に堕ちていく「涼子様」
第16章 映し出された実像
「り、理恵・・ちゃん・・・。」

涼子は同じ言葉を言うしか無かった。

死にたい気持ちであった。

信じていたものに裏切られるとは。

何もかも投げ出して逃げよう。

この場に一秒とていたくない。

どうなってもいい。

死んでもいいとさえ思った。

涼子が立上ろうとした時、山岡の大きな手に掴まれ、引き寄せられた。

「い、いやあっ・・・。」

犯される。
瞬間、そう思った。

それならそれでいい。

舌を噛み切って死んでやる。

キッと見上げた涼子を羽交い締めするように、山岡は耳元に唇を寄せ囁いた。

「待ちなよ、涼子様よぅ・・・・。」

暴力を受けると思った瞬間に、優しく囁かれた涼子は出鼻をくじかれたのか、身体の力が抜けてしまった。

しかし、何かされればすぐに舌を噛む覚悟は出来ていた。

それ程、男が憎かった。
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