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凌辱のストーリー~雌犬に堕ちていく「涼子様」
第27章 拒絶の代償
やはり嘘だったのだ。

田代には悪いが、ピエロになってもらったのだろう。

やはり、自分は山岡一人のメス犬でいたい。

変な理屈だが夫の達彦にも悪い気がする。

もう一人の自分が愛する男は一人でいい。

涼子の願いをすくい取るかの如く、山岡は優しく声を出した。

「分かった分かった、涼子・・・・。可哀想にな、田代よぉ・・・イヤだとさ。まっ・・・あきらめるんだな・・・。」

その言葉に、涼子は涙で濡れた顔を上げると心から喜びの声を出すのだった。

「ああああ・・・ご主人様ぁ・・・・。」

「そっ・・・そんなぁ・・・・。」

田代は泣きそうな顔で山岡を見た。

結局、こうなるのだ。

所詮、自分は犬以下なのだ。

二度と期待するのはやめよう、と思った。

こんな虫けらのように弄ばされるのは地獄である。

単なる山岡の引き立て役でしかない。

俯く田代の姿をチラリと見た涼子は、安堵の表情に変わり山岡のももに頬を乗せている。

まさか、涼子の切ない願いを打ち破る山岡の仕打ちが続いていく事も知らずに。

「そうだよなあ・・・涼子よぅ・・・。田代に抱かれるのなら犬の方がましだな。」

山岡のセリフが田代を更に傷つける。

「まあ、一度でも本当の犬に・・・抱かれたら別だけどなぁ・・・・。」

そう言いながら涼子の髪を撫でる山岡の表情が残忍に歪むのを見て、理恵は再び不安を覚えるのだった。
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