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凌辱のストーリー~雌犬に堕ちていく「涼子様」
第29章 狂乱の後で
「やめてぇー・・・お願いぃ・・・・。」

か細い叫びが、何度も続いていた。

「パパ・・・・・。」

「先・・生・・・・・。」

理恵と田代は呆然と見つめている。

意外な行動に、二人は改めて山岡の大きさを感じるのであった。

支配するとは、こういう事をいうのだろうか。

山岡は、まさに全てを受け入れている。

静かなリビングに、曇った舌の音がピチャピチャと響いていた。

「んむっ・・・・んんふぅー・・・んんん。」

「いやっ・・・・・いやっ・・・・・・。」

汚れを飲み込む度に発する山岡のうめきと、涼子の悲鳴が交互に聞こえている。

家の外は暗闇に変わり、大きな窓には山岡と涼子の身体を浮かばせていた。

長い時間が経過していった。

混乱する頭の中で理恵も田代も山岡の動きを、固唾を飲んで見守っているしかなかった。

(だけど・・・何だか、嬉しい・・・。)

理恵は思った。

それまで寒々と感じていた部屋が、温もりを帯びてきている気がする。

それは、涼子の熱い吐息のせいだろうか。

気が付くと、窓に映る浅黒い山岡の背中を涼子の白い両手が、さ迷い出だしているのだった。
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