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第29章 狂乱の後で

「んふっ・・・んんん・・・んふぅっ・・。」

「おおっ・・・んん・・・おおっ・・・。」

理恵と田代の舌が絡み合っている。

互いの手はくびれた腰と茶パツの上をさまよっていく。

（凄いっ・・・凄いよぉ・・・・。）

理恵は興奮していた。

涼子に対する山岡の調教に。

信じられない光景を何度も見てきたが、その後の山岡の凄まじい愛情に感動していた。

「うふぅ・・・あふぅっ・・・田代ぉ・・・。」

愛おしそうに田代に唇を捧げている。

（す、すげぇ・・・理恵が・・・俺と・・・。）

あんなに蔑まされていた理恵の突然の変化に、田代は驚き興奮していた。

そして山岡の凄さに改めて感動するのだった。
涼子を調教しながら理恵の心も捕らえてしまったのである。

そう、そして田代の心も。

もう一生、山岡に仕える事を心に誓った。

山岡に支配されていれば、何も心配する事はないのだ。

あれほど地獄のような「お預け」も犬以下の屈辱的な扱いも、今となっては何倍もの「ご褒美」となって田代に与えてくれたではないか。