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凌辱のストーリー~雌犬に堕ちていく「涼子様」
第8章 恐喝
小さな顔から零れ落ちそうな大きな瞳が、瞬きするごとに透明な光を投げかけてくる。

その度ごとに、微かな電流が涼子の身体を駆け巡る。

今日のコーヒーも切ない味がした。

一口飲む程に身体が熱くなる。

あれから1週間が過ぎた。

依然、山岡の尻尾は掴めないが理恵がどこから調べてくるのか、山岡が関わった工事や物件の業者や工事費の資料を持ってくる。

「市民の会」ではそれをK党の協力も得て、分析している所であった。

しかし中々決め手にはならない。

いずれも、法ギリギリに巧妙に操作された数字ばかりであったのだ。

「県庁の職員に、知り合いがいてぇ・・・。」

理恵の頼もしい情報ルートと涼子のリーダーシップで、「市民の会」には二人の存在はかかせないものになっていた。

尚更、理恵が山岡に何か弱みを握られていないか、涼子は心配であった。

涼子の方にも毎日、メールが届いていた。

もうどんな事があっても見ないし、すぐに消去していた。

証拠としてとっておくのも大切ではあるが、何か変に洗脳されるのが恐かったのだ。

事実、二度も自分を犯すという馬鹿げた行為をしてしまったのだ。

敵の罠にまんまと落ち、くだらない暗示に感じてしまった過ちを、二度と犯さないためにも強い精神を保つ事を心掛けるのであった。

しかし理恵と会うと、どうしても心が揺れてしまう。

身体が熱く反応してしまうのだ。

むず痒く切ない感覚に覆われる。

理恵と会った日の翌朝は目が覚めると、苦しめられた淫靡な夢に自分の花園がグッショリ濡れているのを見付けてしまう。 

『お前は淫乱でマゾだ。』

短いフレーズが涼子を苦しめる。

本当に、そうなのかもしれない。

理恵に会う度に、涼子はこのおぞましい指摘を否定出来なくなるのだった。

そうでなければ説明がつかない。

こんな現象は初めてであった。

夫である達彦と恋に落ちた時でさえ、甘く切ない気持ちに包まれた事はあったが、自分を犯したくなる程に熱くはならなかった。

勿論、あの頃はまだ処女ではあったが。

元軍人であった祖父の厳しい躾と英才教育のせいで、恋らしいものも特に経験せず思春期を過ごした。

元来、向上心が強く人一倍プライドが高い涼子は、それで充分幸せであった。
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