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凌辱のストーリー~雌犬に堕ちていく「涼子様」
第8章 恐喝
むしろ女王様の如く、みんなから憧憬の眼差しで見られる事に快感を得ていた筈だ。

アメリカに留学した時の開放感から達彦と知合い、その優しい人柄とスマートな容姿に惹かれたのであって、獣じみた肉欲などは到底抱く筈もなかったのに。

どうして、こうなってしまったのだろう。

涼子の心の中で、理性と本能が葛藤している。

認めたくはなかった。

邪悪な欲望が、涼子を日に日に変えていく。

ムクムクと膨れ上がってくるのだ。

理恵が、好きだ。
理恵が、欲しい。

会う度にその想いが募る。

理恵の美しい瞳に、いつも吸い寄せられてしまう。

身体が、熱い。

涼子の身体の中心が、特に。

今日この後に、例のメールが届いたら涼子は自信が無かった。

再び自分を犯し、不条理な欲望の世界に踏み込んでしまうかもしれない。

しかし、涼子はまだ気付いてはいない。

いや、無意識に否定しているのだろう。

理恵を好きになる以上に、もっと原始的な欲望を抱いている事に。

あの写真に感じた本当の理由に。

理恵への恋心の反応だと想い込んでいる。

早く、何とかしなければ。

今日、涼子は思いきって理恵に山岡との関係を聞いてみたのである。

最初ははぐらかせていた理恵であったが、涼子の真剣で不安気な表情に、ポツリポツリと語り出すのであった。

「一年前にアイツの・・・選挙のバイトをした事があるんです・・・。」

まだ涼子が日本に帰ってくる前の事だ。

県議員選挙のアルバイトとして、理恵は山岡の選挙事務所の応募に申し込みをしたのだ。

大学を受かった開放感と、時給の高さに吊られてであった。

自分でも容姿には自信があった。

選挙のキャンペンガールとして選挙カーに同乗するなら、特別手当を弾むと山岡に言われると満更でもない気がした。

しかし実際には選挙カーの密室の中で、野獣のような男の欲望に犯されるオモチャにしか過ぎなかった。

別のアナウンス嬢が山岡の名前を連呼する中、手を振るのに飽きた男は理恵の手を握ったり、時には足を触るなど、したい限りのセクハラを続けたのだった。

理恵は一日でバイトを辞めたのだが、契約違反だといってお金も貰えず抗議すると、一介の小娘に何が出来るかと笑い飛ばされたのだ。

しかも自分の愛人になるよう迫る山岡が恐ろしくなり、バイト代は諦め逃げるように事務所を後にしたのだった。
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