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凌辱のストーリー~雌犬に堕ちていく「涼子様」
第8章 恐喝
「涼子様・・・・。」

か細い声が形の良い唇からもれる。

「理恵・・・ちゃん・・・。」

涼子が小さく答えるとギュッと、手を握る力を強くこめるのだった。

(理恵ちゃん・・・。)

二人の静寂を、携帯電話の着信メロディーが打ち破った。

「は、はい・・・もしもし・・・。」

涼子はハッと我に帰ると、動揺を押さえるように声を絞り出した。

「もしもし・・もしもしっ・・・。」

中々返事が無い電話に、涼子の表情がは驚きに変わるのが理恵にはわかった。

『山岡ですが・・・。』

それは、この世で最も嫌悪すべき声であった。

涼子は挑むような口調で言った。

「ど、どうして私の電話番号を・・・?」

『そんな事はどうでもいい・・・。今から、事務所にいらっしゃいませんか。』

確信に満ちた山岡の声に、涼子は悟った。

自分の携帯の番号を知っているのは、当然ではないか。

アドレスも調べている位で、現にこのところ毎日嫌がらせのメールが届く。

それでも動揺しているのを見抜かれぬよう、努めて平静に声を出すのだった。

「何の用ですか。」

『これは涼子様、冷たい言い方で・・・。』 

山岡の笑いをかみ殺すような口調に、涼子は益々怒りが込み上げてくる。

本当に失礼な男である。

『この前の回答をしようと言ってるんですよ、涼子様。』

理恵と同じ言い方でも山岡に言われると、おぞましい嫌悪感に包まれる。

『但し、だ・・・。』

男は余裕たっぷりに話を切る。

更に涼子の心は揺さぶられる。

『アンタといつも一緒にいる、理恵とかいう女と二人だけで来てもらいたい。』

「何ですって?」

理恵の名前が出た事で、恐れていた不安が胸に急速に広がるのだった。

『そう、二人だけだ。尤も他の奴等は来いと言っても、来る度胸は無いだろうけどな。』

その点では涼子も否定出来なかった。

あの日以来、会合でも山岡の事に関しては、涼子と理恵に一任する空気が支配していた。

みんな面倒な事を避けているのだ。
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