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凌辱のストーリー~雌犬に堕ちていく「涼子様」
第8章 恐喝
でも半年程たったある日に、誰かの街頭演説の応援に来ていた山岡を見て怒りが蘇った。

丁度、ある自治体の知事がセクハラ訴訟で辞任する事件があった頃であった。

「だからぁ、せいぜい復讐してやろうと思って『市民の会』に入ったんです・・・。美味くいけばO市の知事みたいにクビに出来ないかなって・・・。」

涼子は理恵の話を聞きながら、山岡のあの時の表情を思い出した。

「そっか・・・。だからあんなに馴れ馴れしく、理恵ちゃんの名前を言ったんだ・・・。」

「私、本当に悔しくて大学の同級生のお兄さんが県庁に勤めているんで、頼み込んで資料を集めたんです。その人もアイツの不正には疑問を持っていて、喜んで協力してくれたんえすぅ・・・。」

「それで、理恵ちゃんの資料は正確なのね。」

涼子は理恵の真剣さに疑問を持っていたのだが、これで納得をした。

まだ二十歳前で、しかも抜群の容姿である理恵がボランティアをする事など、今の軽薄な風潮を考えると不自然だったのである。

こういうものは、人生に張りを求めてやってくる主婦が多いのである。

自分もその一人で何か充実感が欲しかったのだが、最近その情熱も薄れてくる気がするのだ。

結局、小さな力では不正に慣れた政治家と戦うには荷が重すぎるのだ。

涼子のように強力な後ろ盾が無いと難しい。

現に今度も涼子の切り札が期待されている。

しかし理恵の話を聞いてなおの事、山岡を許せないと思う涼子であった。

自分にとって天使のように思う理恵に、有ろう事かセクハラまでしていたのだ。

涼子は真剣な眼差しで見つめると、理恵の手を強く握って言った。

「そうね、頑張って、あの極悪人の証拠を握って、糾弾してやりましょう。」

理恵も涼子の手を強く握り返して頷いた。

「でも極悪人なんて、時代劇みたい・・・。」

理恵に言われて、自分の大袈裟な言葉に涼子も噴出してしまった。

二人は手をつなぎ合ったまま、クスクス笑った。

手の温もりが心地良かった。

涼子は理恵の手を握りながら、全身が汗ばんでくるのを感じた。

こんな風にして理恵と見詰め合うのは初めてだ。

益々、理恵に心を奪われてしまいそうだった。

しかし、理恵の深い眼差しを避ける事が出来ない自分がいた。

催眠術のように理恵の視線から目を離せず、心を吸い込まれていくような気がするのだった。
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