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凌辱のストーリー~雌犬に堕ちていく「涼子様」
第8章 恐喝
「これで材料は揃ったな。後は、いかにして料理するかだな・・・。」

「全く、先生の悪知恵には呆れますなぁ・・・。」

田代がわざと芝居ぶって合いの手を入れる。

しかし意に反して、山岡は軽くではあるが頭をはたくのであった。

「イテッ・・・。」

いつもの田代のすねた表情に、山岡は大声で怒鳴るのだった。

「バカヤロウッ。いいか・・・これからが本番なんだぞ。絶対に気を抜くんじゃねえぞ。
ほんの小さなミスがあれば、オジャンなんだ・・・・。」

山岡のドスの利いた声は、いつもながらビビッテしまう。

田代は直立不動の姿勢になって、大声で答えるのであった。

「ハイッ、気をつけます。」

その時、電話のベルが鳴った。

「はい・・・。分かった、通せ・・・。」

受話器を置いた山岡は、厳しい表情を崩さずに田代に向かって言った。

「来たぞ、油断するなよっ。」
「ハイッ。」

短く返事をすると、田代は山岡が座る机の脇に立って待つのであった。

ノックの音と共に事務員の女性が現れた。

「御客様をお通ししました。」

その声が終わらぬ内に、涼子と理恵が部屋に入ってきた。

真っ直ぐに前を向き挑むような涼子と、不安気に俯く理恵と対象的であった。

「これはこれは、涼子様。お忙しい所、申し訳ありませんですな。」

山岡な大仰な言い回しを無視するかのように、涼子は立ったまま冷たく言った。

「前回の回答を頂けると、伺ったのですが。」
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