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第17章 愛のくちづけ

「あああ・・・んぐぅ・・・嬉しいよ・・・嬉しい・・・愛・・・凄く、美味しい・・・。」

二人は白い海を泳いでいく。

互いの顔を引き寄せ囁きながら、愛を交わしていく。

「愛している・・・・好きだよ・・・愛・・・・。」

「私も・・・・大好き・・・・愛しています・・・。」

男の顔が降りていく。

「おおお・・・愛・・・愛ぃ・・・。」

頬を伝いうなじを、ざらついた舌が這っていく。

「あっ・・・・・んんん・・・・はっ・・あああ・・・・。」

新たな刺激が愛を包む。

静電気のような淡い快感が、無数に湧きあがってくる。

「おおお・・・・愛の・・・愛のオッパイ・・・・綺麗だ・・・凄く綺麗だ・・・。」

男は感慨深気に、愛のバストを揉み解していく。

少女にしては大きいＥカップを見つめたまま、吸い付く手の感触を楽しんでいる。

男は全てを記憶に焼き付けておきたかった。

見えないように耳の奥にセットしてあるイヤホーンから、メインコンピューターへデータが送信されていく。

隠しカメラに映した二人の映像は、三次元データとして永久に保存されるのだ。

もう二度と会えない。

愛おしい天使は去っていくのである。

偽りでも何でもいい。

今この瞬間、愛は自分だけのものなのである。

今まで犯した、どの少女達よりも愛おしく思える。

もしかしたら、本気で好きになったのかもしれない。

それならそれでいい。

どうせ恋など一生出来ないものと諦めていたのだ。

データの中の愛は自分を裏切らないだろう。

今回で美少女狩はやめてもいいとさえ思っている。

愛との思い出を抱いて生きるのだ。