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第5章 淫魔達の逆襲

「ああ・・・・・・。」

無意識に指を絡ませていた。

熱い感触が伝わってくる。

ドクンドクンと脈打っている。

ゴクリと喉が鳴った。

「どうだ・・・・？」

男が呟く。

「はぁ・・・・あ・・・・。」

声がかすれる。

喉がカラカラに渇いている。

「愛・・・・。」

言葉に操られていく。

逆らう気持ちが起きない。

「初めて握るのか？」

コクンと頷いた。

瞳が妖しく光っている。

「太いだろう・・・・。」

「ああ・・・・はぁ・・・・。」

（ああ・・・わ、わた・・・し・・・。）

火傷しそうな熱さが握った手に伝わってくる。

「ああ・・・・あつ・・・い・・・・。」

か細い声が漏れる。