この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
あなたが消えない
第19章 あなたが消えない
目の前には、いつもあなたが居て。
私に笑いかけてくれている。
「翼?…永遠の永の字を、おまえにあげるよ…おまえを愛してる…」
あなたの声で、そう聞こえる。
だから、明日も今日みたいに頑張れる。
私には見えるの。
今でも、あなたが鮮明に見えるの。
あなたはどうですか?
今でも私の事、覚えていますか?
私の姿が、あなたの瞳の奥に鮮明に映し出されている事を願う。
私の中ではあなたは今も、消える事なく存在している。
あなたが消えない。
あなたが消えない。
あなたが消えない。
そう思いながら、あなたを想い、また一人で泣くのだ。
4月になり、ようやく101号室の新しい住人の男性と話をする機会があって、翔の話を思いきってした。
「あぁ、永津さんですか?実は僕も直接お会いする程の仲じゃないんです」
「永津さんにどうしても伝えたい言葉があって、あの方の消息が知りたくて探してるんです」
私は必死に、その男性に訴えた。
「そうですか、分かりました。一度知り合いに連絡取って、永津さんの事を聞いてみます」
「ありがとうございます」
私は深々と頭を下げた。
翔…、あなたがここへ、私に逢いに来てくれないならば、私から絶対にあなたに逢いに行くよ。
例え、あなたが今、奥さんと子どもと幸せに暮らしていたとしても。
嫌な顔するのも私は我慢して、あなたに逢いに行くよ。
私に笑いかけてくれている。
「翼?…永遠の永の字を、おまえにあげるよ…おまえを愛してる…」
あなたの声で、そう聞こえる。
だから、明日も今日みたいに頑張れる。
私には見えるの。
今でも、あなたが鮮明に見えるの。
あなたはどうですか?
今でも私の事、覚えていますか?
私の姿が、あなたの瞳の奥に鮮明に映し出されている事を願う。
私の中ではあなたは今も、消える事なく存在している。
あなたが消えない。
あなたが消えない。
あなたが消えない。
そう思いながら、あなたを想い、また一人で泣くのだ。
4月になり、ようやく101号室の新しい住人の男性と話をする機会があって、翔の話を思いきってした。
「あぁ、永津さんですか?実は僕も直接お会いする程の仲じゃないんです」
「永津さんにどうしても伝えたい言葉があって、あの方の消息が知りたくて探してるんです」
私は必死に、その男性に訴えた。
「そうですか、分かりました。一度知り合いに連絡取って、永津さんの事を聞いてみます」
「ありがとうございます」
私は深々と頭を下げた。
翔…、あなたがここへ、私に逢いに来てくれないならば、私から絶対にあなたに逢いに行くよ。
例え、あなたが今、奥さんと子どもと幸せに暮らしていたとしても。
嫌な顔するのも私は我慢して、あなたに逢いに行くよ。