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あなたが消えない
第7章 堕ちる
「俺ノ事、好キ?」
吹き掛けられる息に、生唾を飲み込む一瞬、私は無意識に頷いてしまった。
やだ、恥ずかしい。
混乱したまま、流されるように永津さんの開いた101号室の中へと入り込んだ。
その中はまるで迷宮。
いや、私の頭の中が迷宮。
玄関の鍵を掛けながら、永津さんは私にキスをする。
軽くキスをして、私と視線が合うまで、私に顔を近付けて見つめている。
目が合うと、一気に深いキスで私を攻めた。
絡み付く舌が、触れ合う口唇が、求めていたモノなのだと身体をつたって、
「んっ…んぅっ…」
自分の心に染み渡る。
グッと強く腰を掴まれ、更に密着する。
私は、あなたが…。
顔を何度も傾けながら、鼻で息を必死で吸っては、吹き掛けられる。
好きかも…。
好きという言葉に、素直に感じた。
キモチいいって。
その言葉に開放されたように、私は永津さんの背中に手を回した。
「んんぅ…んっ…んっ…んっ…」
壁に押さえつけられ、さっきよりも激し いキス。
永津さんの動きに合わせるように私が舌 先を絡める。
この人のキモチを自分に引き寄せ、そしてそのキモチが欲しい。
全部欲しい。
自分だけのモノにしたい。
この身体も心も全部あげるから、あなたの全てを私にちょうだい?
私は永津さんのキスで、完全に堕ちて行く気持ちを実感した。
吹き掛けられる息に、生唾を飲み込む一瞬、私は無意識に頷いてしまった。
やだ、恥ずかしい。
混乱したまま、流されるように永津さんの開いた101号室の中へと入り込んだ。
その中はまるで迷宮。
いや、私の頭の中が迷宮。
玄関の鍵を掛けながら、永津さんは私にキスをする。
軽くキスをして、私と視線が合うまで、私に顔を近付けて見つめている。
目が合うと、一気に深いキスで私を攻めた。
絡み付く舌が、触れ合う口唇が、求めていたモノなのだと身体をつたって、
「んっ…んぅっ…」
自分の心に染み渡る。
グッと強く腰を掴まれ、更に密着する。
私は、あなたが…。
顔を何度も傾けながら、鼻で息を必死で吸っては、吹き掛けられる。
好きかも…。
好きという言葉に、素直に感じた。
キモチいいって。
その言葉に開放されたように、私は永津さんの背中に手を回した。
「んんぅ…んっ…んっ…んっ…」
壁に押さえつけられ、さっきよりも激し いキス。
永津さんの動きに合わせるように私が舌 先を絡める。
この人のキモチを自分に引き寄せ、そしてそのキモチが欲しい。
全部欲しい。
自分だけのモノにしたい。
この身体も心も全部あげるから、あなたの全てを私にちょうだい?
私は永津さんのキスで、完全に堕ちて行く気持ちを実感した。