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あなたが消えない
第9章 深夜のお仕置き
「ねぇ、翼。何となくこうやって身体をさぁ、互いに引っ付けてたら、俺がもう我慢出来なくなってるって状況、理解出来るよねぇ?」
だいたい、言ってる意味は分かる。
いやらしく足を絡めて、入れてもいないのに服の上から腰を動かされる。
そんな事、しないで…。
したくなるよ…。
「俺にお預けをさせるだなんて、生意気な女だ。お仕置きしてやらなきゃ」
お仕置き?
「とにかく今は勘弁して?…ねっ?お願い」
私は気が付いていた、自分の股に硬い何かがあたるのを。
それが何なのかと、少しでも考えると快感に吸い込まれそうになる。
「いいよ、じゃあその代わりに深夜の2時に、 ここにまた抜け出して来てよ。俺、玄関の前で待ってるから」
えぇっ?!
「それ、本気?」
私はその言葉に驚いて翔を見る。
「あぁ、本気だ」
翔は突き刺すような生殺しの目をして、笑って言った。
「…」
無理だよ、絶対そんな事…。
「約束だよ?」
その目で覗き込まれるから…私は、頷いた。
握られたままの手を、翔はいつまでも握ったまま。
なかなか離してくれない。
「翔?」
見上げた時にキス。
「待ってる」
そう言って、スルリと指をほどかれる。
ほどかれた後に、すぐに寂しくなるだなんて。
私は今を後悔しながら、部屋に戻る。
やっぱり、私は翔が好き…!
本気で好き!
苦しくて、胸を押さえた。
だいたい、言ってる意味は分かる。
いやらしく足を絡めて、入れてもいないのに服の上から腰を動かされる。
そんな事、しないで…。
したくなるよ…。
「俺にお預けをさせるだなんて、生意気な女だ。お仕置きしてやらなきゃ」
お仕置き?
「とにかく今は勘弁して?…ねっ?お願い」
私は気が付いていた、自分の股に硬い何かがあたるのを。
それが何なのかと、少しでも考えると快感に吸い込まれそうになる。
「いいよ、じゃあその代わりに深夜の2時に、 ここにまた抜け出して来てよ。俺、玄関の前で待ってるから」
えぇっ?!
「それ、本気?」
私はその言葉に驚いて翔を見る。
「あぁ、本気だ」
翔は突き刺すような生殺しの目をして、笑って言った。
「…」
無理だよ、絶対そんな事…。
「約束だよ?」
その目で覗き込まれるから…私は、頷いた。
握られたままの手を、翔はいつまでも握ったまま。
なかなか離してくれない。
「翔?」
見上げた時にキス。
「待ってる」
そう言って、スルリと指をほどかれる。
ほどかれた後に、すぐに寂しくなるだなんて。
私は今を後悔しながら、部屋に戻る。
やっぱり、私は翔が好き…!
本気で好き!
苦しくて、胸を押さえた。