この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
あなたが消えない
第9章 深夜のお仕置き
「ねぇ、翼。何となくこうやって身体をさぁ、互いに引っ付けてたら、俺がもう我慢出来なくなってるって状況、理解出来るよねぇ?」

だいたい、言ってる意味は分かる。

いやらしく足を絡めて、入れてもいないのに服の上から腰を動かされる。

そんな事、しないで…。

したくなるよ…。

「俺にお預けをさせるだなんて、生意気な女だ。お仕置きしてやらなきゃ」

お仕置き?

「とにかく今は勘弁して?…ねっ?お願い」

私は気が付いていた、自分の股に硬い何かがあたるのを。

それが何なのかと、少しでも考えると快感に吸い込まれそうになる。

「いいよ、じゃあその代わりに深夜の2時に、 ここにまた抜け出して来てよ。俺、玄関の前で待ってるから」

えぇっ?!

「それ、本気?」

私はその言葉に驚いて翔を見る。

「あぁ、本気だ」

翔は突き刺すような生殺しの目をして、笑って言った。

「…」

無理だよ、絶対そんな事…。

「約束だよ?」

その目で覗き込まれるから…私は、頷いた。

握られたままの手を、翔はいつまでも握ったまま。

なかなか離してくれない。

「翔?」

見上げた時にキス。

「待ってる」

そう言って、スルリと指をほどかれる。

ほどかれた後に、すぐに寂しくなるだなんて。

私は今を後悔しながら、部屋に戻る。

やっぱり、私は翔が好き…!

本気で好き!

苦しくて、胸を押さえた。
/145ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ