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モーニングコーヒー
第1章 レベル1〜キャラを作成する
「あの…演奏、いかがでした?」と、りんさんが言う。


「ボサノバってヤツですよね?
最初の曲、面白かったです。
複雑な感じで…」


「ああ。
あれ、『音痴』っていう曲なの」
と、クスクス笑う。


「途中のジャズっぽい英語の曲は…
アニメの挿入歌かなんかで聴いたことあったような…。
アンコールの曲も知ってる気がしたけど…」
と言って、グビリとビールを飲み干すと、
りんさんは合図をして、おかわりを頼んでくれる。


「なるほど。
で、演奏はどうでした?」と言われて、
脳味噌が沸騰するほど考えて、

「心地良くて眠たくなりました」と言うと、
楽しそうに笑ってくれて、
俺は更にグビリとビールを飲んでしまう。


「最高の褒め言葉です。
ありがとうございます。
私も…飲んじゃおうかな?」と言って、
デキャンタに入ったサングリアを頼んでたので、
俺はビールと交互に呑んで、ご機嫌になってしまった。


「良かった。
私、お酒、本当に弱いし、
アントニオは飲めないし、
明日、模試だって言ってたし」


「ん?模試?」


「ええ」


かなり酔っ払った頭で必死に考える。

模試って…?
高校生?
それってさ、淫行ってヤツ?
まあ、お互いに好きなら、良いのか?
いやいや、条例で捕まるヤツじゃないのか?

りんさんて…。
そんな歳下が好きなのか?
いや見た目以上に若くて、
アントニオとそんなに歳、変わらないのか?


りんさんは楽しそうに話をしながら、
料理を取り分けてくれたりする。

自分の話をするより、
俺に話し掛けてはゆっくり話を聞いてくれる。


しゅんさんって、どんな漢字なんです?
そう。
馬編の駿ね?
フルネームは?
塩田駿介さん?
書いてみて?
字が個性的ですね?
なんか…イラストみたい。


口下手な俺が、
なんだか気持ち良く話をしてる。


可愛い声としぐさ。


合間に俺の声を誉めてくれる。


そうだよ。
低くて落ち着いた声で話すと、
俺、イケてるハズ。

ソルトだからな。
登録者数も凄いんだぞ。


俺は…どんなキャラ設定にするのが正解なのかな?


呑み続けてたら、
なんか、意識がなくなってきた。
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