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モーニングコーヒー
第2章 レベル2〜まさかの朝帰り
うっ…
頭、いてっ…
喉、渇いた…


俺は最悪の気持ちでこめかみを揉みながらなんとか起き上がってキッチンに向かおうとして、
異変に気づく。


あれ?
ここ、何処だ?


サッパリとしたダンガリーシャツみたいな素材のシーツが掛かった大きめのベッド。
頭にしっくりくる枕。
軽くて良い匂いのする掛け布団。

部屋も凄く良い匂いがしてて…。


パンツ一丁で寝ていたらしく、
近くの木製の椅子にTシャツとジーンズが畳んで置いてあって、
背もたれにはライダースジャケットが掛けられていた。


ノロノロとTシャツとジーンズを着てドアを開けると、
廊下になっている。
そのまま、奥へと進むとリビングダイニングみたいなスペースがあって、
開放的なアイランドキッチンでりんさんがコーヒーを淹れていた。



「駿さん、おはようございます」と言って、
「コーヒーはブラックで良いですか?」と笑った。


「えっ?
あの、俺…。
えとえと…」


「取り敢えず座ってください。
コーヒー、飲みましょ」


俺は混乱したまま、座った。


マグカップを2つ持ったりんさんが、
俺の正面に座って、
コーヒーを出してくれる。


「私、猫舌だから、
先に飲み始めててくださいね。
あの…昨夜のこと、
覚えてます?」と言った。


ヤバい。
俺、やっちまったんだろうか?
凄い勢いで、ビール呑んで、
サングリア呑んで、
ワインも呑んで…。

覚えてないけど、
ここ、りんさんの部屋っぽいよな。


目が泳いでだと思う。


「やっぱり、
覚えてないですよね?」


「あの…。
責任取ります」と頭を下げた。


残念過ぎる。
覚えてないだと?
朝まで居たんだから、
キスとかして、
セックスまでしたよな?
あああ。
一生の不覚だ。
初めての夜、
泥酔してて覚えてないなんて!


「えっと…責任って?」と、
りんさんが不思議そうな顔をする。


「いや、俺、
泥酔した挙句、
りんさんに無理矢理迫って、
キスとか、色々したんだよね?
オトコとして責任取ります。
順番違って申し訳ないですが、
付き合ってください」と、
更に深々と頭を下げた。
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