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第13章 レベル13〜配信者Linの懐妊

マンションを事務所として使いたいことや、
俺とりんさんがりんさんのご両親と住もうかと思っていることを、
まずは秀人に相談と報告をすると、
「良いんじゃない？」とあっさり言った。


「ママ、グランパ達と居ると凄くリラックスしてて、
僕にとってもそこが実家って感じがする。
マンションはね、
なんか、ママ、独りで頑張ってますって感じがしてて、
あのごちゃごちゃの部屋以外はあんまり生活感、なかったし。
あ、僕の部屋もちゃんとグランパ達の家に作っておいてね？
僕、パパさんの所は居候だから、
帰る場所も欲しいからさ」


なんか、秀人が一番大人だと感じた。


りんさんのご両親もとても喜んでくれたので、
ひとまず、マンションのリフォームを始めた。

基本的には大きなリフォームはなしで、
寝室を俺とりんさんの事務スペースにする為、
ベッドは処分して、
デスク2台と簡易ベッドにもなるソファを置いた。


りんさんのごちゃごちゃ部屋はそのままにしておく。


秀人の部屋は、作業部屋としてそのまま使える。


リビングは、
大きめのテーブルと椅子を置いて、
ダイニングテーブルと繋げて会議にも使えるようにした。


そして、キッチンは、
料理チャンネル用の撮影も出来るように、
アイランドキッチンの上にライトやカメラを固定するレールを設置した。


常駐で、編集担当者を1人、採用して、
秀人の部屋で勤務してもらうことになり、
プロジェクトが進んだ時には、
リビングの端のデスクや会議スペースで、小川の会社のコが通ってくることにもなった。



りんさんは、
顔出しはしないカタチで、
フライパンとレンジを使った簡単クッキングのチャンネルを持ちたいと言っていた。


「ほら、駿さんも以前はコンビニのお弁当ばかりと言ってたでしょ？
駿さんの配信に来る方とか、
小川さんの会社の若い方も、おんなじ感じだって言ってたし、
そう言う方が簡単に自炊出来るようなお料理、配信したいの」


俺のチャンネルと相互にリンクを貼ると、
みるみる登録も増えていった。