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モーニングコーヒー
第1章 レベル1〜キャラを作成する
「会社のコーヒーマシンが壊れてしまって。
一杯ずつ抽出すると、
人数が多いから最初の方の分から冷めてしまうし…」


俺は、
可愛い声だなとか、
きちんとした話し方だなとか考えるだけで、
話が入って来なくて、
多分間抜けな顔をしていたと思う。


見兼ねて、純也が近くに来て、
「前日までのご予約があれば、
オフィスにお届けしますよ」と声を掛けてくれた。


俺も慌てて、
「お届けします」と繰り返した。

本当に俺、間抜け過ぎる。


「前日ですか…」と言うのを見て、

「あっ、ランチ時じゃなければ、
当日でも!」と俺は言ってしまう。


そしたら彼女は、
パァっと明るい笑顔になって、
「今日の2時ごろ、お願い出来ますか?
あ、お会計しますね?」と言って、
バッグを手に立ち上がった。


思ったより背が低くて、
可愛かった。


レジに回り込んで、
無人のカウンターで配達用の伝票に記入して貰う。

物凄く綺麗な楷書で、
丁寧に記入しながら、
「このペン、書きやすいですね?」と笑った。


会社の隣に、「佐藤 鈴」と書いていた。


すずさん。
なんか、古風な名前だなと思いながら、
複写になっている控えの伝票を渡した。


「では、しゅんさん、宜しくお願いします」と言って席に戻ると、
バッグとコーヒーを手に会釈をしてからカフェを出て行った。


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