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モーニングコーヒー
第5章 レベル5〜プロポーズ
簡単な朝食…と言っても、
トーストだけってことはなくて、
ハムエッグやサラダ、フルーツなんかも盛られたお皿が出される。
朝はいつも寝坊して食べれないか、
ゼリー飲料とかプロテインバーくらいしか食べてないから、
感激してしまう。
2杯目のコーヒーをのんびり飲んでいると、
りんさんの携帯が鳴った。
「あら?
やっと秀人から連絡ね?」と言う。
通話じゃなくて、LINEらしくて、
最寄駅に着いたようだった。
程なく、インターホンが鳴って、
りんさんがドアを開けに行く。
「あー!
駿さん、おはよ」と言いながら、
「なんか、食べるもの、ある?」とりんさんに言う。
「簡単なので良い?」と言いながら、
俺に出したのと同じのを作って、
牛乳たっぷりのカフェオレを出すと、
「いただきます」と手を合わせて、凄い勢いで食べ始めた。
「はぁ。落ち着いた。
朝から父さんと喧嘩しちゃってさ。
もう最悪。
音大、絶対に許さないって言うんだよね。
ピアノも、もう習いに行ったらダメだって」
「まあ!
酷いこと!
私、話をしましょうか?」
「ママのトコに来ちゃ、ダメなの?」
「それも含めて、話してくる」
「暴力、振るわれないかな?」
「んー。
それはあり得るかもね」
「えっ?
暴力って?」
「家に居た時、ママ、殴られてたもん。
僕、覚えてるよ。
でも、家裁で話をしたのに、
小さい頃のことだから記憶が曖昧だろうって、
取り上げて貰えなかった」
「それは酷いな。
弁護士立てて、親権取りかえしたら?」
「そうね…」
「あのさ、俺の同級生、
何人か弁護士やってるから、
頼んでみない?
個人的な話、したくなかったら、
紹介するよ?」
「あれ?
ママ、まだ離婚の経緯とか、
話してないの?」
りんさんは頷く。
「寝たんでしょ?」
俺の顔を見て秀人が言う。
俺は多分、顔が紅くなってたと思う。
「そりゃあ、まあ…」
「はっきりしないな。
好きなんでしょ?」
「勿論、大好きだよ」
と、『ソルト』の声で、ハッキリ言った。
トーストだけってことはなくて、
ハムエッグやサラダ、フルーツなんかも盛られたお皿が出される。
朝はいつも寝坊して食べれないか、
ゼリー飲料とかプロテインバーくらいしか食べてないから、
感激してしまう。
2杯目のコーヒーをのんびり飲んでいると、
りんさんの携帯が鳴った。
「あら?
やっと秀人から連絡ね?」と言う。
通話じゃなくて、LINEらしくて、
最寄駅に着いたようだった。
程なく、インターホンが鳴って、
りんさんがドアを開けに行く。
「あー!
駿さん、おはよ」と言いながら、
「なんか、食べるもの、ある?」とりんさんに言う。
「簡単なので良い?」と言いながら、
俺に出したのと同じのを作って、
牛乳たっぷりのカフェオレを出すと、
「いただきます」と手を合わせて、凄い勢いで食べ始めた。
「はぁ。落ち着いた。
朝から父さんと喧嘩しちゃってさ。
もう最悪。
音大、絶対に許さないって言うんだよね。
ピアノも、もう習いに行ったらダメだって」
「まあ!
酷いこと!
私、話をしましょうか?」
「ママのトコに来ちゃ、ダメなの?」
「それも含めて、話してくる」
「暴力、振るわれないかな?」
「んー。
それはあり得るかもね」
「えっ?
暴力って?」
「家に居た時、ママ、殴られてたもん。
僕、覚えてるよ。
でも、家裁で話をしたのに、
小さい頃のことだから記憶が曖昧だろうって、
取り上げて貰えなかった」
「それは酷いな。
弁護士立てて、親権取りかえしたら?」
「そうね…」
「あのさ、俺の同級生、
何人か弁護士やってるから、
頼んでみない?
個人的な話、したくなかったら、
紹介するよ?」
「あれ?
ママ、まだ離婚の経緯とか、
話してないの?」
りんさんは頷く。
「寝たんでしょ?」
俺の顔を見て秀人が言う。
俺は多分、顔が紅くなってたと思う。
「そりゃあ、まあ…」
「はっきりしないな。
好きなんでしょ?」
「勿論、大好きだよ」
と、『ソルト』の声で、ハッキリ言った。