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モーニングコーヒー
第1章 レベル1〜キャラを作成する
金曜日のことだった。
珍しく夕方、彼女は若いオトコと一緒に店に来た。

ギターケースを持ったオトコと、
顔を寄せ合うようにノートとペンを片手に熱心に話をしている。

よくよく見てみると、
珍しく化粧もしているようだったし、
服装もいつもは黒とか紺の地味なワンピースなのに、
カラフルな丈の長いワンピース姿だ。


デートかな?
あんな若いオトコと付き合ってるのか?


俺はすっかり落ち込んでしまって、
上がる支度をした。

今日は配信もないから、
ヤケ酒コースか?


そう思いながら、
「お疲れ様でした〜」と他のスタッフに声を掛けてから、
店を出た処で、
彼女とオトコが店の外に居るのに出くわした。


「しゅんさん、お疲れ様でした」と声を掛けてくれる。

俺はかろうじて頭を下げて、
店の裏に向かおうとした。

「今日はもう、お帰りですか?」と言われる。


「えっ?」


「あの…。
私、これから歌を歌いに行くんですけど、
良かったら食事がてらご一緒しませんか?」と続ける。


…歌を歌う?
カラオケかな?


俺は曖昧な顔で、
なんとなく頷いていた。


「良かった。
しゅんさん、お酒、飲めますか?
初めてのお店で、
お肉料理だと思うんですけど、
私達、お酒飲めないから、
なんだかお店に悪いなと思って…」と、
良く判らないことを言うのを聞きながら、
取り敢えず2人について行った。


若いオトコは、
「アントニオです」と自己紹介して、
握手を求められた。

背は小さめで、
多分165くらい。
俺は180以上あるから、
勝ったな…と取り敢えず思うことにした。


アントニオ?
猪木かよ?


彼女のことを、
「りん」って呼び捨てかよ?


彼女もそれを気にしてないみたいで、
少し苛つきながら、
お洒落な店についた。


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