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モーニングコーヒー
第1章 レベル1〜キャラを作成する
店につくと、
オーナーみたいな人がやってきて、
彼女にハグして、両頬にキスをして、
何かを話し始める。

英語ではない外国語だった。

アントニオもハグして握手をして、
スタスタとギターケースを持って店の奥に行ってしまう。

俺にもハグを…と思ったら、
彼女が何かを言って、
握手だけして席を勧められた。


「しゅんさん、何を飲みますか?」とドリンクメニューを渡される。

「取り敢えずビール…」と凡庸なことを言ってしまう。


ワインとか、カッコつければ良かったのかと後悔する。


サラダが出されて、
肉のプレートも出される。


アントニオはギターのセッティングをしていて、
戻ってこない。


温かい紅茶がポットで出されるのを見ながら、
「りんさん、本当に飲めないんですか?」と訊くと、
「私、すごく弱いので…」と恥ずかしそうに笑った。


アントニオが席に戻ると、
コーラが出される。

取り敢えず、乾杯してみるけど、
変な組み合わせだなと思って、
笑ってしまった。


「しゅんさん、素敵な声ですよね?」と言われて、
咳き込んでしまう。


「いや、
君の声の方が素敵だよ?」と『ソルト』なら耳元で囁くだろうけど、
俺は照れてしまって、グビリとビールを飲み干しただけだった。


アントニオは、携帯から目を離さない。


「もう!
お行儀悪いから辞めて?」と言われて、
ちっ…と軽く舌打ちして、
携帯を伏せて置いていた。


おい。
りんさんに失礼だぞ!

と心の中で俺は言った。

俺だったらずっとりんさんだけを熱く見つめる!

嫌、恥ずかしくてそんなこと、出来ないか。




7時になると席がほぼ、埋まっていた。


すると、りんさんとアントニオが立ち上がって、
「行ってきます」と小さい声で言って、
奥のステージに上がった。


良く判らない外国語と日本語で挨拶みたいなことを言ったと思うと、
アントニオが少し調弦した後、
静かにギターを弾き始めて、
りんさんが歌い始めた。




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