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近くて遠い
第39章 復讐
「っ…!誰だっ!」



眩しくて


私と男は目を細めた。



これは死ぬ間際に見える幻覚かな…?



だって、

背が高くて

足が長くて


髪のクセとか


肩幅とか…


そのシルエットが


すごく


光瑠さんに見えたから…




「真希っ………!!」





あぁ……



ほら



この低い声まで




光瑠さんにそっくり……





ゆっくりと近付いてきたその影に、男が息を飲んだ。



「っ…有川っ!!!!」



ひどく力強く憎しみがこもったように聞こえた声。




息を切らせて私を見つめる光瑠さんの姿に、私は目を見開いた。



うそっ──…


幻覚じゃない──…?



「真希っ…!!」





闇の中でも眩しい、白いスーツ──





確かにそこにいるのは、会いたくて堪らなかった私の大好きな人だった。




「近付くなっ!!!」




私に光瑠さんが駆け寄ろうとすると、男が私の背後に回ってナイフを首に付けた。

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