この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
近くて遠い
第43章 上司と部下
「あぁっ…関根さん、やっぱかっこよすぎますよっ…
僕、今キュンってしました。キュンって。」



「……お前、俺の半径5メートル以内に入るなよ」



要は顔を引きつらせながら、酒田を見た。



「いっやぁ…本当に…僕、関根さんになら、抱かれても──」



「おいっ!!気持ち悪いこというなっ!」


要が声を上げて立ち上がると、酒田は滅多にみせない要の慌てた様子を見て笑った。



「さぁ、仕事しましょうか、"副社長"」


笑いで出た涙を拭いながら酒田が言った。


すると、腕を組んで顔を歪ませていた要の口角が微かに上がった。



副社長か…



「慣れないが…中々いい響きだな。」


ニヤリと要が笑う。



仕事人の要の血が騒ぐ。




期待に応えようじゃないか──




要は、そう強く心で意気込むと、酒田と共に颯爽と部屋を出た。



社長、有川 光瑠


副社長、関根 要



有川商事もまた、
新たなスタートを切ったのだった。
/518ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ