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近くて遠い
第6章 No.1の逆襲
「あらぁ、桜子さんじゃないのぉ。」



やたらと胸をざわつかせる声が背後から聞こえる。



「夕夏さん………」




振り向いたそこには、相変わらず威圧的なオーラを放つ、No.1がいた。



「随分と、有川様に気に入られているようねぇ?」



ニヤリと笑う夕夏さんの目はあの日と同じ、憎しみに満ちていた。



「いえ……そんな……ただお酒を入れているだけで…」




たじたじと話す私を睨み付ける夕夏さんと、そんな私たちのやり取りをおもしろ半分で見ている周り…



「新人のくせに、指名もらうだなんて、一体裏でどんなことをしているのかしら?」



嫌味たっぷりの言葉が不快に身体にまとわりつく。



「…なにもしていません」




「どーだか」



周りにいた人が口をはさむ。



嫌だわぁ

穢らわしい

プライドも何もないのねぇ



あの時と同じ。

心ない言葉が次々と私に向けられ気味の悪い笑いが私を囲む。



嫌だ……


ここにいたくない…



私は耐えかねて、ギュッと拳を握って控え室を出ようとした。
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