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不良の彼は 甘くて強引
第2章 運命の日
中に入ると、そこは薄暗く冷たい空気が張りつめていた。
さらに奥から人の声がする。
「男……」
数人の男の声だった。
人を小馬鹿にしたような笑い声だ。
彼女の額から、冷や汗が一筋流れ落ちる。
一歩、また一歩
声のする方へと足を運ぶ。
「――」
そこで見た光景に彼女は目を見開いた。
「――…!!」
レイプ
まさに今
それが行われようとしていた──
女子高生くらいだろう、制服を着た女の子が
手を縛られ口をガムテープでふさがれ、男の手によって服を脱がされようとしていた。
さらに二人の男たちがその光景をさも愉快そうに見ている。
男たちの年齢は
自分と同じくらいに思えた。
「何を…しているの…!!!」
考えるよりも先に口から出てきた
怒りで震える彼女の声──